【ロボアドでNISAを使おう】投信工房でNISA口座を開設する方法

【ロボアドでNISAを使おう】投信工房でNISA口座を開設する方法

ロボアドのアドバイス型である松井証券の『投信工房』は、手数料が無料で信託報酬が最大0.16%です。100円から投資信託を始めることもでき、投資初心者でも始めやすい仕様になっています。

そして、2023年12月にロボアドでもNISAが利用できるようになり、より一層使いやすいロボアドに進化しました。今回の記事では、投信工房で使えるNISAの解説や、NISAの始め方などを解説していきます。

投信工房(松井証券)のサービスサイト(https://www.matsui.co.jp/fund/roboadvisor/toushin-koubou)を参照して、解説記事を執筆させていただいてます。ご承知おきください。

目次

NISAとは

NISAとは、日本で個人投資家向けに設けられた少額投資非課税制度です。金融商品を売却して得た利益や配当に対して約20%の税金がかかります。しかし、NISA口座で投資した金融商品から得られる利益は非課税になります。

NISAの遍歴
 2014年 一般NISA開始
 2016年 ジュニアNISA開始
 2018年 つみたてNISA開始
 2024年 新NISA開始

現在の新NISAでは最大1,800万円分が非課税対象となりますので、投資をする方はぜひ活用したい制度となっております。

積立投資枠成長投資枠
非課税保有期間無制限無制限
年間投資額120万円240万円
非課税保有限度額1,800万円
投資対象商品長期積立・分散投資に適した
一定の投資信託
上場株式・投資信託等
積立投資枠成長投資枠
非課税
保有期間
無制限無制限
年間投資額120万円240万円
非課税保有限度額1,800万円
投資対象
商品
長期積立・分散投資に適した
一定の投資信託
上場株式・投資信託等

NISAが使える投信工房

全てのロボアドでNISAが使えるわけではありません。

私の使っている『投信工房』『ウェルスナビ』ではNISAが活用できますが、『ロボプロ』では使えません。

NISAが使えるかどうかは、ロボアドを選ぶ際に重要なポイントの一つです。

サービス名NISA
投信工房使える
ウェルスナビ使える
ロボプロ使えない

成長投資コース

投信工房では元々NISAが使えませんでしたが、2023年12月に「成長投資コース」が新設され、NISAが利用できるようになりました。成長投資コースは、リスク許容度別に5種類のポートフォリオに分けられます。

8つの質問に答えることでリスク許容度を調べてくれて、リスク許容度に合ったポートフォリオを提案してくれます。

リスク許容度期待リターン推計リスク信託報酬
リスク許容度1:安定型3.6%6.6%0.1519%
リスク許容度2:やや安定型4.6%8.7%0.1515%
リスク許容度3:バランス型5.4%10.9%0.1519%
リスク許容度4:やや積極型6.1%12.8%0.1518%
リスク許容度5:積極型7.0%15.1%0.1508%
リスク許容度別比較表
リスク
許容度
期待
リターン
推計
リスク
信託
報酬
リスク許容度13.6%6.6%0.1519%
リスク許容度24.6%8.7%0.1515%
リスク許容度35.4%10.9%0.1519%
リスク許容度46.1%12.8%0.1518%
リスク許容度57.0%15.1%0.1508%
運用コース&リスク許容度 比較表

松井証券口座とNISA口座

NISA口座を利用すると、利益に対する約20%の税金が非課税となります。
仮に、松井証券の個人口座とNISA口座を使った場合の資産の比較を行います。
※条件は、リスク許容度5のシミュレーション結果の数値を使います。

比較条件
 リスク許容度5:積極型
 投資金額:100万円
 投資年数:10年
 評価額365万円(かなり良い)

個人口座とNISA口座の比較結果

景気がかなり良く、10年間で100万円が365万円になった場合の評価額です。この365万円を全て売却した場合、個人口座であれば、利益に対して53万円の税金がかかるのに対して、NISA口座であれば53万円の税金が全額非課税になります。

景気がかなり良く、10年間で100万円が365万円になった場合の評価額です。

この365万円を全て売却した場合、個人口座であれば、利益に対して53万円の税金がかかるのに対して、NISA口座であれば53万円の税金が全額非課税になります。

評価額元本利益額納税額受取額
個人口座365万円100万円265万円53万円312万円
NISA口座365万円100万円265万円0365万円
評価額利益額納税額受取額
個人
口座
365万円265万円53万円312万円
NISA
口座
365万円265万円0365万円

個人口座:受取額312万円
NISA口座:受取額365万円

使っている口座の違いで、受取額が53万円も変わってきます!!
NISA口座は一人一つしか開設できませんので、別のところでNISA口座を使っている場合は、どこでNISA口座を使うかを選ぶ必要があります。もしNISA口座を作っていない方であれば、ぜひNISA口座を開設してロボアドを使いましょう

NISA口座開設

NISA口座を開設するには、まず松井証券口座の開設が必要です。松井証券の口座とNISA口座は、同時に申し込みが可能です。※他社でNISA口座を開設している方は、金融機関変更の手続きが必要です。

口座の開設状況を3パターンに分けて、解説していきます。

松井証券口座、NISA口座どちらも開設していない
松井証券口座はもっているが、NISA口座は開設していない
松井証券口座はもっているが、他社でNISA口座を開設している

松井証券口座、NISA口座どちらも開設していない

松井証券の口座に関しては、オンラインで申し込むことで最短3日で取引を開始できます。NISA口座は、税務署への申請のため手続きに少々時間がかかります。

<オンラインの場合>

01.開設申込み

Web上で個人情報や必要情報の入力

02.本人確認写真の撮影

マイナンバーカード、運転免許証、自撮り撮影が必要です

03.審査待ち

手続き完了メールを待つ

18歳以下の方は、オンラインでの申し込みが出来ません。
郵送での申込み】申込書を取り寄せて松井証券から届いた申込書を、記載し郵送することで申し込むことが出来ます。

入力項目について

申し込み時の入力項目は、大きく分けてメールアドレス個人情報職業情報投資情報を入力します。

メールアドレスを入力

メールアドレスを入力することで、口座開設用のURLが届きます。

個人情報を入力

<入力項目>
・氏名
・生年月日
・住所
・電話番号

職業情報の入力

<入力項目>
・職業
・会社名
・所属部署/役職名
 ※ない場合は「なし」と入力
・業務内容
・所在地
・勤務先電話番号
・内部者情報
・連絡先の優先順位

投資情報の入力

<入力項目>
・MATSUI Bankの口座開設の有無
・特定口座開設の申し込み
・投資目的
・年収/金融資産
・投資資金の内容
・投資経験
・口座開設の動機
・同時に開設する口座の申し込み
⇒ここでNISA口座の開設を申し込んでください

まずは松井証券の個人口座を開設する

松井証券口座はもっているが、NISA口座は開設していない

松井証券のお客様サイトにて、申し込み手続きだけでNISA口座を開設することが出来ます。

<NISA口座開設の流れ>

01.「NISA口座開設申込書」を請求

お客様サイトにログインして、上のタブから【口座管理】をクリック
・左側の【各種口座開設状況】をクリックして、NISA口座の【開設する】を選択
・内容を確認して【次へ】をクリックして、登録されている住所に問題が無ければ【申込する】をクリック

02.書類を受け取ったら、本人確認書類を添えて書類を返送

・書類受取後、マイナンパ―カードなどと一緒に税務署にNISA口座の開設申請を行います。

松井証券口座はもっているが、他社でNISA口座を開設している

個人でNISA口座を2つ持つことはできません。既にNISA口座を開設している方は、金融機関の変更をおこなう必要があります。

<金融機関変更の流れ>

01.元の証券会社で金融機関変更の申し込む

・申し込みをすることで、お手元に「勘定廃止通知書」が届く

02.松井証券で金融機関変更の手続き

・お客様サイトから「金融機関変更(他社→当社)」を選択して申し込む

まとめ

NISAは、本来利益の20%が税金で持ってかれてしまうところ、NISA口座を利用することで全額もらえることになります。投資をするうえで20%はとてつもなく大きい金額になります。30年間の長期投資をした場合、数百万円単位で受取額が変わってくると思いますので、必ず使うべきです。

NISAは、本来利益の20%が税金で持ってかれてしまうところ、NISA口座を利用することで全額もらえることになります。

投資をするうえで20%はとてつもなく大きい金額になります。30年間の長期投資をした場合、数百万円単位で受取額が変わってくると思いますので、必ず使うべきです。

他の金融機関から移動させることも出来ますので、ロボアドでNISA口座を使いたい方は投信工房を調べてみましょう。まだ、松井証券の口座を持っていない方は、口座開設時に一緒に申し込みが出来ますので、NISA口座は開設しておきましょう!

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