【投信工房(松井証券)の手数料】運用コース・リスク許容度別の信託報酬

【投信工房(松井証券)の手数料】運用コース・リスク許容度別の信託報酬

松井証券の『投信工房』は、アドバイス型のロボアドです。ロボアドの「投資一任型」は、投資を全自動で行うことが出来るのに対して、アドバイス型とは、ポートフォリオを提案してくれるところまでを行ってくれます。購入やリバランスは自分で行わなければならないので、半自動と言ったところです。

松井証券の『投信工房』は、アドバイス型のロボアドです。アドバイス型とは、ポートフォリオを提案してくれるところまでを行ってくれます。購入やリバランスは自分で行うので、半自動と言ったところです。

半自動の分、アドバイス型の手数料は比較的安く設定されていることが多く、投信工房』に関しては、ロボアドの手数料は無料となっています。その分、信託報酬は掛かりますので、勘違いしないように注意が必要です。

半自動の分、手数料は安く設定されていることが多く投信工房』は、手数料は無料となっています。その分、信託報酬は掛かりますので、注意が必要です。

今回の記事では、ポートフォリオによって異なる信託報酬を比較していきたいと思います。

投信工房(松井証券)のサービスサイト(https://www.matsui.co.jp/fund/roboadvisor/toushin-koubou)を参照して、解説記事を執筆させていただいてます。ご承知おきください。

目次

信託報酬とは

投信工房ではサービスの利用料は無料ですが、投資信託の信託報酬が掛かります。

投信工房は、「分散投資コース」と2023年12月以降に新設された「成長投資コース」の2種類があります。成長投資コースでは最大信託報酬は0.16%となっています。

※新規で始める方は、「分散投資コース」は選択できません。

運用コース信託報酬
成長投資
コース
0.16%
分散投資
コース
0.35%
コース別の最大信託報酬

信託報酬は、簡単に言うと投資信託を管理・運用してくれている会社に払う手数料のようなものです。

リスク許容度

国内外の様々な資産を投資対象とすることでリスクを分散しています。各リスク許容度は、下記の期待リターンと推計リスクになります。

リスク許容度期待リターン推計リスク
リスク許容度1:安定型3.6%6.6%
リスク許容度2:やや安定型4.6%8.7%
リスク許容度3:バランス5.4%10.9%
リスク許容度4:やや積極型6.1%12.8%
リスク許容度5:積極型7.0%15.1%
期待リターンと推計リスク
リスク許容度期待リターン推計リスク
リスク許容度1:安定型3.6%6.6%
リスク許容度2:やや安定型4.6%8.7%
リスク許容度3:バランス5.4%10.9%
リスク許容度4:やや積極型6.1%12.8%
リスク許容度5:積極型7.0%15.1%
期待リターンと推計リスク
リスク許容度1:安定型

『安定型』は、債券への投資比率を高く、株式やリートへの投資比率を低く設定することで、リスクを抑えて安定した収益の獲得を目指すポートフォリオです。

安全資産である債券の比率を約7割に高め、株式などのリスク資産の比率を約3割に留めています。

期待リターン推計リスク
3.66.6
リスク許容度2:やや安定型

『やや安定型』は、。債券への投資比率をやや高く、株式やリートへの投資比率をやや低く設定することで、安定性と収益性のバランスを重視したポートフォリオです。

安全資産である債券の比率が全体の半分以上をしめます。

期待リターン推計リスク
4.68.7
リスク許容度3:バランス型

『バランス型』は、株式・債券・リートなどへバランス良く投資することで、安定性よりも収益性を重視したポートフォリオです。

株式の中では、先進国の割合が少し高めに設定されています。債券においても先進国の比率が高めです。

期待リターン推計リスク
5.410.9
リスク許容度4:やや積極型

『やや積極型』は、株式やリートの投資比率をやや高く、債券の投資比率をやや低く設定することで、収益性を積極的に追求することを目指すポートフォリオです。

リスク資産約7割/安全資産約3割で構成されています。株式の中では先進国が高めの設定です。

期待リターン推計リスク
6.112.8
リスク許容度5:積極型

『積極型』は、株式やリートの投資比率を高く、債券の投資比率を低く設定することで、積極的にリスクを取り、収益性を特に重視したポートフォリオです。

一番リスク資産の割合が高い組み合わせです。大きなリターンが見込める替わりに、価格下落リスクもかなり高い組み合わせとなっています。

期待リターン推計リスク
7.015.1

成長投資コースと分散投資コース

投信工房は、元々「分散投資コース」の一つだけでした。2023年の12月に、新NISA制度に対応したモデルポートフォリオ「成長投資コース」を新たに設定されました。

新たに設定する「成長投資コース」は、新NISAの成長投資枠で購入・積立可能な銘柄の中から信託報酬等のコストが最安水準の銘柄で構成されたモデルポートフォリオです。

現在ご提供中の「分散投資コース」を既にご利用中のお客様は、「分散投資コース」と「成長投資コース」を選択してご利用が可能ですが、2023年12月23日以降に初めてお取引を開始されるお客様は「成長投資コース」のみをお選びいただくことが可能となります。

成長投資コースの銘柄

資産クラス銘柄名信託報酬(税込)
国内株式eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)0.14300%
先進国株式eMAXIS Slim 先進国株式インデックス0.09889%
新興国株式eMAXIS Slim 新興国株式インデックス0.15180%
国内債券eMAXIS Slim 国内債券インデックス0.13200%
先進国債券eMAXIS Slim 先進国債券インデックス0.15400%
新興国債券iFree 新興国債券インデックス0.24200%
国内リートeMAXIS Slim 国内リートインデックス0.18700%
海外リートeMAXIS Slim 先進国リートインデックス0.22000%
コモディティiシェアーズ ゴールドインデックス・ファンド(為替ヘッジなし)0.50850%
成長投資コースの銘柄
資産クラス銘柄名信託報酬(税込)
国内株式eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)0.14300%
先進国株式eMAXIS Slim 先進国株式インデックス0.09889%
新興国株式eMAXIS Slim 新興国株式インデックス0.15180%
国内債券eMAXIS Slim 国内債券インデックス0.13200%
先進国債券eMAXIS Slim 先進国債券インデックス0.15400%
新興国債券iFree 新興国債券インデックス0.24200%
国内リートeMAXIS Slim 国内リートインデックス0.18700%
海外リートeMAXIS Slim 先進国リートインデックス0.22000%
コモディティiシェアーズ ゴールドインデックス・ファンド
(為替ヘッジなし)
0.50850%
成長投資コースの銘柄

分散投資コースの銘柄

資産クラス銘柄名信託報酬(税込)
国内株式<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド0.1430%
先進国株式たわらノーロード 先進国株式0.0989%
新興国株式三井住友・DC新興国株式インデックスファンド0.3740%
国内債券三井住友・日本債券インデックス・ファンド0.1760%
先進国債券SMT グローバル債券インデックス・オープン(為替ヘッジあり)0.5500%
新興国債券eMAXIS 新興国債券インデックス(為替ヘッジあり)0.6600%
国内リートたわらノーロード 国内リート0.2750%
海外リートたわらノーロード 先進国リート0.2970%
コモディティiシェアーズ ゴールドインデックス・ファンド(為替ヘッジなし)0.5085%
分散投資コースの銘柄
資産クラス銘柄名信託報酬(税込)
国内株式<購入・換金手数料なし>
ニッセイTOPIXインデックスファンド
0.1430%
先進国株式たわらノーロード 先進国株式0.0989%
新興国株式三井住友・DC新興国株式
インデックスファンド
0.3740%
国内債券三井住友・日本債券インデックス・ファンド0.1760%
先進国債券SMT グローバル債券インデックス・オープン
(為替ヘッジあり)
0.5500%
新興国債券eMAXIS 新興国債券インデックス
(為替ヘッジあり)
0.6600%
国内リートたわらノーロード 国内リート0.2750%
海外リートたわらノーロード 先進国リート0.2970%
コモディティiシェアーズ ゴールドインデックス・ファンド
(為替ヘッジなし)
0.5085%
分散投資コースの銘柄

ポートフォリオ別信託報酬

投信工房のポートフォリオは、運用コース(成長投資コース分散投資コースリスク許容度の掛け合わせになります。銘柄の比率によって合計の信託報酬が変わっていきます。

ポートフォリオに興味がある方は、リスク許容度別のポートフォリオをご確認ください。

ポートフォリオ別信託報酬

資産クラス別期待リターンと推計リスク

成長投資コース/ポートフォリオ

リスク許容度1(安定型)
リスク許容度1(安定型)
リスク許容度2(やや安定型)
リスク許容度2(やや安定型)
リスク許容度3(バランス型)
リスク許容度3(バランス型)
リスク許容度4(やや積極型)
リスク許容度4(やや積極型)
リスク許容度5(積極型)
リスク許容度5(積極型)

分散投資コース/ポートフォリオ

リスク許容度1(安定型)
リスク許容度1(安定型)
リスク許容度2(やや安定型)
リスク許容度2(やや安定型)
リスク許容度3(バランス型)
リスク許容度3(バランス型)
リスク許容度4(やや積極型)
リスク許容度4(やや積極型)
リスク許容度5(積極型)
リスク許容度5(積極型)

まとめ

運用コースリスク許容度信託報酬
成長投資コースリスク許容度1(安定型)0.1519%
リスク許容度2(やや安定型)0.1515%
リスク許容度3(バランス型)0.1519%
リスク許容度4(やや積極型)0.1518%
リスク許容度5(積極型)0.1508%
分散投資コースリスク許容度1(安定型)0.3468%
リスク許容度2(やや安定型)0.3237%
リスク許容度3(バランス型)0.2950%
リスク許容度4(やや積極型)0.2698%
リスク許容度5(積極型)0.2354%
運用コース&リスク許容度別信託報酬表
運用コースリスク許容度信託報酬
成長投資
コース
リスク許容度10.1519%
リスク許容度20.1515%
リスク許容度30.1519%
リスク許容度40.1518%
リスク許容度50.1508%
分散投資
コース
リスク許容度10.3468%
リスク許容度20.3237%
リスク許容度30.2950%
リスク許容度40.2698%
リスク許容度50.2354%
運用コース&リスク許容度別信託報酬表

2023年12月から開設された「成長投資コース」は、信託報酬を抑えた優れたコースになっています。2023年12月以降に始めた方は、既に「成長投資コース」になっていますが、これ以前に投信工房を行っていた方は「分散投資コース」になってるはずです。

分散投資コースから成長投資コースに切り替えることは可能ですが、元に戻すことはできないでご注意ください!

私も、今回を気にポートフォリオを見直して、「成長投資コース」に変更しました。もともと分散投資コースのリスク許容度5で設定していましたので、信託報酬は0.08%下げることが出来ました

今後、投信工房の評価額にどのくらい変化があるのかを注意して見ていきたいと思います。

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