『ロボアドは手数料が高い!』
ロボアドを調べると、よく目にする言葉です。全自動という付加価値にお金がかかっているわけですから、他と比べたら高いのは当然です。自分で投資ができる中級者の方にとっては高いと感じるでしょう!
ロボアドは、内容が似ている投資信託と比べられることもあります。同じようなサービスで、手数料がロボアドより安いので、『ロボアドより投資信託の方がいい』と言われてしまうのです。
これは、私自身50%あっていると思います。皆様には投資信託も理解していただいて、投資方法を選べるようになっていただきたいです。
人に投資を勧められても、自分が納得いかなければ投資は続きません。ロボアドの比較対象に挙げられる投資信託とはどんなサービスなのかを理解し、どちらを選んで投資を始めるのか検討していただければと思います。
投資信託とは
投資信託とは、多数の投資家から資金を集めて、その資金を投資のプロ(ファンドマネージャー)が株式、債券、不動産などの様々な金融商品に分散投資する金融商品です。ファンドとも言います。
※似たようなサービスでETF(Exchange Traded Funds)があります。上場投資信託とも言います。投資信託は初心者向け、ETFは中級者向けと考えいただいて構いません。今回はETFの解説は省略させていただきます。
投資信託の特徴
投資信託の特徴はロボアドに似ています。プロが運用・自動で分散投資はロボアドと同じといえるでしょう。購入金額についても、ロボアド・投資信託共に100円から始められる金融機関もあります。手軽に始められる点を踏まえると、ロボアドと同等のサービス内容と考えてよいでしょう。
プロの運用
集めた資金はファンドマネージャーが運用します。ファンドマネージャーは投資の専門知識を持つプロフェッショナルであり、一般的に信託会社などの運用会社に所属しています。投資の対象やタイミングをファンドマネージャーが判断・指揮し運用を行っております。
分散投資
集めた資金をファンドマネージャーが複数の商品に分散投資することで、リスクを低減することができます。分散投資をすることで、一つの商品が不調でも他の商品がカバーできる可能性が高まります。
購入金額が安い
多数の投資家から各々の資金を集めファンドが取りまとめて投資を行うことで、個人では投資しづらい大きな金額を集めることができます。少ない金額で複数の商品を購入することができるので、分散投資にも繋がります。
投資信託のメリット・デメリット
多数の投資家から各々の資金を集めファンドが取りまとめて投資を行うことで、個人では投資しづらい大きな金額を集めることができます。少ない金額で複数の商品を購入することができるので、分散投資にも繋がります。
- 手軽さ
少額から始めることができる。
- 分散投資
少額からでも分散投資できるため、リスクを低減できる。
- プロの運用
プロが運用を行うため、最適な投資先を選択してくれる。
- 流動性が高い
投資信託はいつでも売買が可能で、必要なときに現金化できる。
- 元本割れのリスク
元本保証がないため元本割れするリスクがあります。
- 選ぶのが大変
日本国内の投資信託は6,000種類ほどあり、初心者が選択するのは難しい!
- 手数料が高い
アクティブファンドのように種類によってはコストが高いものがあります。
購入時・保有時・解約時に手数料がかかる場合があります。
「オルカン」や「SP500」も投資信託
現在、人気のある投資信託です。「オルカン」や「SP500」の名前だけは知っている方もいるのではないでしょうか?近年人気な投資信託ですが、リターンが40%を超えているのはとても魅力的です。中には、年間のリターンが100%を超えているものもいくつか存在しています。
信託報酬(コスト)は銘柄によって差がありますが、1%を切っている銘柄も存在します。コストは投資において大きな要因になりますので、投資信託を選ぶ際は投信報酬も確認しておくと良いでしょう。
このリターンとコストを見てしまうと
羨ましく思います!!
投資信託売れ筋ランキング(2024/05/27)
(オール・カントリー)
リターン(1年):40.04%
信託報酬:0.05775%
(S&P500)
リターン(1年):46.58%
信託報酬:0.09372%
<為替ヘッジなし>※
リターン(1年):39.18%
信託報酬:1.903%
※正式名称:インベスコ世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)(世界のベスト)
投資信託とロボアドの比較
投資信託とロボアドのサービスはかなり近いものがあります。どちらも初心者向けのサービスで、詳しい知識も必要なく手軽に始めることができます。
投資信託 | ロボアド | |
---|---|---|
コスト | 0.1~3%※ | 0~数% |
最低投資金額 | 100円から | 100円~1万円 |
リスク | 同等 | 同等 |
ポートフォリオ | 自分で行う | AIが作成、提案する |
銘柄選び | 必要 | 不要 |
リバランス | 自分で行う | AIが行ってくれる |
難易度 | ★★☆☆☆ | ★☆☆☆☆ |
※投資信託のコストはファンドの種類によって異なる
投資信託の始め方
基本的に投資信託を始める際も、証券口座を開設するところから始まります。口座開設のステップは、ロボアドの口座開設と同じです。投資信託は、購入時に手数料が発生しますが手数料が無料の証券会社もあります。手数料かからない証券会社を選ぶことをおすすめします。
ロボアドで使っている松井証券も
手数料無料で投資信託ができますよ!
- 証券会社の選定
- 必要書類の準備
- オンラインにて申込み
- 書類提出
- 審査
- 開設完了通知
- 入金して取引開始
投資信託 まとめ
- 投資信託はプロがお金を預かって、代わりに運用するサービス
- 投資信託とロボアドは同じようなサービス
- 投資信託は初心者向け、ロボアドは超初心者向け
投資初心者は、投資を始めて数年間は「投資信託」か「ロボアド」で経験を積んで、勉強していくのが良いと思います。手数料やリターンだけで銘柄を選んでしますのはリスクがありますし、ポートフォリオを組んだり分散投資のバランスを調整するのは、初心者には難しいです。先ずは少しずつ投資の知識を身に着け、ステップアップしていきましょう!
投資難易度でいうと、
ロボアド(投資一任型)< ロボアド(アドバイス型)< 投資信託
と言えます。私の利用しているロボアド(アドバイス型)の投信工房は、自分で選んで銘柄を購入することもできます。人気のある「オルカン」や「SP500」も購入することが可能です。
投資信託も気になる方は松井証券を選んで、投資信託とロボアドの両方を活用してみてはいかがでしょうか?