高校生って投資できるの？〈18歳以下でも投資を始める方法とは〉

2024年7月12日

学生の皆さんは「投資」という言葉を知っていますか？
投資は大人がやるイメージがあるかと思いますが、実は高校生でも投資を行うことも出来ます。

一時期、『高校生投資家』という言葉がニュースになっていましたね！

Yahoo記事：「知識さえあれば投資は怖くない」18歳で資産は“原資の2.5倍”、高校生投資家を通して見えてきた「新時代のお金の常識」https://news.yahoo.co.jp/articles/07a83880cb9c58f230940c72e2f8398801609667?page=2

投資は誰でも出来ますが、未成年である18歳以下の高校生は一定の条件を満たす必要があります。この記事では、18歳以下でも投資を始める方法を特別にお教えします。

投資の年齢制限

投資には年齢制限が無く、何歳からでも投資をすることができます。なので、高校生でも投資をすることは可能です。

しかし、投資をするには証券会社の口座を開設が必要です。口座開設は18歳以上という年齢制限があり、18歳以下の方は親の承諾がないと口座を開くことができません。
ちなみに、成人年齢が18歳に引き下げられたことで18歳以上の方は親の承諾無しに口座開設が出来るようになりました。※18歳未満でも、一定の条件を満たすと口座開設することが可能です。

ご両親が投資をしている方でしたら了承してくれる可能性が高いですが、投資をしたことのないご両親でしたら、説得するのが大変でしょう！

長期的に安全な投資先を選ぶことや、金融リテラシーを学ぶために少額で運用することを伝えて、頑張って説得してください！必要に応じて私の記事や実績データもぜひ使ってください！

未成年が口座開設出来ない理由

18歳以下が口座開設が出来ないのは、未成年者を保護することを目的としています。
投資知識の不足により大きく損失してしまう可能性があったり、資金を十分に持っていないため生活を崩して投資を行ってしまう恐れがあるからです。

投資知識の不足

投資には専門的な知識が必要です。未成年者はまだそのような知識や経験を十分に持っていないことが多く、適切な判断を下すのが難しいため、誤った投資判断をするリスクが高いです。

経済的損失の防止

未成年者は十分な経済的基盤を持っていないため、大きな損失を被ると生活に重大な影響を与える恐れがあります。このため、未成年者の証券口座開設には制限が設けられています。

この投資知識の不足や経済的損失の防止の問題は、証券会のサービスを活用することで解決できます。

投資知識の不足: 「投資信託」や「ロボアド」など、プロが選んでくれるサービス
経済的損失の防止: 100円の少額から始めることができる

もちろん投資するうえで最低限の知識は必要ですが、投資初心者向けの投資先を選んでくれるサービスもありますので、安心して始めることができます。

未成年の方の口座開設

18歳以下で証券口座を開設するためには、親御さんの協力があれば可能です。
私の利用している松井証券のケースを例に挙げて解説します。

≪18歳以下で口座を開設する条件≫

・親御さんが口座開設に承諾していること
・親御さんが松井証券の証券口座を持っていること
・本人名義の入金口座があること

親御さんの了承があれば、18歳以下でも口座開設は簡単です。親御さんが松井証券の口座がない場合は、一緒に口座を開設することも可能ですのでお願いしてみましょう！

18歳以下の方には未成年口座が開設されるのですが、未成年口座は自分名義の銀行口座からでないと入金ができません。そのために、銀行口座が無い方はそちらの開設も必要です。銀行口座は将来必ず使うので、まだ持って無い方はせっかくなので作ってしましましょう。

詳しくは、松井証券のHPをご覧ください。
未成年口座の開設方法はこちら

18歳以下の方のNISA口座開設

非課税制度を利用できるNISA口座の開設は、該当年の1月1日時点で18歳以上の人が対象となります。したがって、残念ながら18歳以下の方はNISA口座の開設はできません。

18歳の方でも、誕生日によって開設できる時期が変わります。1月2日以降に18歳になった方は翌年の1月1日に開設できるようになります。
2024年を例に例えると、2024年1月2日に18歳になった高校3年生は、364日後の2025年の1月1日に開設できるようになります。誕生日は1月1日の前後で開設年が変わるのでご注意ください。