楽ラップには、株価が下がった際に評価額の暴落を防ぐために、DRC機能(下落ショック軽減機能)というものがあります。この機能は、リターンが減ってしまうというデメリットがありますが、投資リスクを下げると言った特徴があります。
実際に、サービス開始時の2016年7月から2024年6月末の時点で、RDCの有無で評価額が最大28%程の差が生まれています。RDC機能を使うかは、メリット・デメリットのバランスを見比べながら選んでいきましょう。
実際に、サービス開始時の2016年7月から2024年6月末の時点で、RDCの有無で評価額が最大28%程の差が生まれています。
RDC機能を使うかは、メリット・デメリットのバランスを見比べながら選んでいきましょう。
今回の記事では、DRC機能を使った場合と使わなかった場合のパフォーマンスを比較していきます。
楽天証券のサイト(https://www.rakuten-sec.co.jp/raku2-inv)を参照して、執筆させていただいてます。ご承知おきください。
下落ショック軽減機能(DRC機能)
DRC機能は、株式市場の値動きが大きくなり、その状況が継続すると見込まれる場合に、一時的に株式の投資比率を下げ、債券の投資比率を上げることで、資産全体の値動きのブレを軽減するための機能です。
DRC機能にはメリット・デメリットがありますが、RDC機能を利用することで投資リスクとメリットが小さくなります。
DRC機能による実績の違い
基本的に、どの運用コースでも同じような損益率の動きになります。しかし、DRCの有無によってパフォーマンスは大きく変わり、約8年間で『やや保守型』であれば10%程、『かなり積極型』であれば28%ほど差があります。
基本的に、どの運用コースでも同じような損益率の動きになります。
DRCの有無によってパフォーマンスは大きく変わり、約8年間で『やや保守型』であれば10%程、『かなり積極型』であれば28%ほど差があります。
2016年7月~2024年6月までのパフォーマンス実績
2016年7月~2024年6月までの
パフォーマンス実績
年月 | DRC有り | DRC無し |
---|---|---|
17年3月末 | 15.16% | 16.77% |
18年3月末 | 25.21% | 26.96% |
19年3月末 | 26.56% | 29.00% |
20年3月末 | 13.77% | 15.82% |
21年3月末 | 52.49% | 62.04% |
22年3月末 | 63.43% | 74.74% |
23年3月末 | 54.42% | 66.79% |
24年3月末 | 82.54% | 109.06% |
24年6月末 | 87.79% | 115.08% |
まとめ
楽ラップのDRC機能では、「市場が下がった時は損失を緩和するが、リターンも少なくなる」といった特徴があるが、これまでの実績を見てみると、市場が下落している時の差はあまりなく、市場が上昇している時の差が広がっている印象があります。
これまでの実績を基に考えてみるとDRC機能はリターンが少なくなるデメリットの方が大きいので、長期的に運用するのであればDRC機能は使わずに運用した方が良いでしょう。