『投資』と『投機』の違いは？ビットコインを買うことは投機に当てはまる？

2024年6月26日

皆さんは、投資に対してどんなイメージをお持ちですか？

一般的には、リスクがあって危ない印象があるのではないでしょうか？投資にリスクがあるのは間違っていません。しかし、投資のイメージがあまり良くないのは、ギャンブル要素のある「投機」と混同されていることが影響しています。

「投機」は、リスクが大きいので資産を大きく減らす可能性があります。信用取引などを利用すると借金を抱える危険性すらあります。正しく「投資」をすると、リスクが無くなることはありませんが限りなくリスクゼロにすることも可能です。

今回の記事は、初心者が手を出すのは危険な『投機』を解説していきます。

『投資』の特徴

投資とは、長期的視点で資産を増やすことを目指し、安定した成長や収益を期待する行為です。

長期的に収益を得ようとすることがポイントです！

＜投資の特徴＞

投資期間	数年から数十年という長いスパンで資産を保有し、その成長を見守りながら増やしていく。
リスク	リスクを抑えるために、分散投資などの方法を用いてリスクを管理する。
具体例	株式投資、債券投資、不動産投資など

株式投資：投資した企業の成長から得られる配当金などを元にして資産を増やす投資手段
債券投資：債券の保有期間中は定期的に利子を受け取り、満期に元本を回収する投資手段
不動産投資：マンションやアパートなどの不動産を購入し、運用することで利益を得る投資手段

『投機』の特徴

投機とは、短期的視点で価格変動を利用して利益を得ようとする行為です。

＜投機の特徴＞

投資期間	数秒から数ヶ月の間で資産を売買し、価格の変動を利用して利益を狙っていく。
リスク	短期間で大きな利益を狙うために、大きなリスクを取ることが多い。
具体例	デイトレーディング、先物取引、オプション取引、暗号通貨など

市場のニュースやイベントを基に、売買のタイミングを判断するのが投機の難しいポイントです。

『投資』と『投機』の比較

「投資」は木を植えること、「投機」は宝くじを買うこと

木を植えるために、あなたは苗木を植えて水やりや肥料を与えます。そして、数年から数十年の間にその木が成長し、果実を実らせることを期待することになります。
時間はかかりますが、成長すれば安定して果実を収穫し続けることができます。

宝くじを買う理由は、短期間で大きな利益を得ることを期待しているからです。宝くじの当選結果はすぐに出るため、短期間で利益を得るかどうかがわかります。しかし、当選確率は非常に低く、お金を失う可能性が高いですが、当たれば大きな利益を得ることができます。

『投資』と『投機』の違い

「投資」と「投機」は、明確な定義はありません。目的と投資期間で分けられているだけで、金融商品として存在しているわでではありません。投資リスクの高いと言われる仮想通貨も運用方法や目的によっては「投資」にも「投機」にもなりえます。

投資		投機
安定した収益を期待する	目的	短期的に収益を得る
長期的	投資期間	短期的
低め	リスク・リターン	高め
普通	難易度	難しい

仮想通貨は投機？投資？

仮想通貨は運用方法や目的によって、投資にも投機にもなりえます。仮想通貨は、値動きが激しいので投機の例に挙げられることが多いですが、ビットコインなど確立した仮想通貨で長期的に運用すれば比較的安全に運用することも可能です。

近い将来、ビットコインは1億円にもなると言われています！

仮想通貨の投資的運用方法

長期的に保有: 仮想通貨を長期間保有し、その価値が安定または成長することを期待する。
技術や事業へ期待: 仮想通貨の技術やプロジェクトの将来性に期待して投資をしている。
リスク管理: 仮想通貨を金融資産の一部として、他の資産と分散して保有しリスクを管理している。
投資先: ビットコインやイーサリアムなど、広く認知されている仮想通貨を長期的に保有する。

仮想通貨の投機的運用方法

価格変動狙い: 仮想通貨の価格が短期間で大きく変動することを利用して、短期的な利益を狙う。
タイミング重視: ニュースやイベント、技術的な分析を基に価格の動きを予測して売買する。
高リスク・高リターン: 仮想通貨市場は変動が激しいため、利益を狙う一方で損失を被るリスクも高い。
投資先: 新しく発行された仮想通貨に短期間で投資し、価格が上昇した時点で売却する。

仮想通貨まとめ

長期的運用（投資）

仮想通貨を長期的な成長を見込んで保有しリスク管理を行う場合は、投資とみなすことができる。

短期的運用（投機）

仮想通貨の価格変動を利用して短期間で売買を繰り返す場合は、投機とみなることができる。

投機と言えば

投機を調べると、よく出てくるワードを挙げています。一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。基本的に投資が危ないと言われるのは、レバレッジなどにより何倍もの取引を投機で行い、失敗して借金を作ってしまう人がいる影響もあると思います。投機はおすすめしませんが、投機をする際は、リスクを承知の上、私生活に無理のない程度に運用しましょう。

初心者は以下の手法には手を出さず、現物で長期投資を心がけましょう。

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