投資を始めるにあたって、基本的な用語を理解することは非常に重要です。
「投資」は、学校で教えてもらう事ではなかったので、今投資をしている方は自分で勉強して学んでいきました。今では、ITが発達してネットでなんでも調べられるようになったことで、投資の勉強が簡単になりましたね！
今の時代は、学校で『金融教育』があるみたいですね
とても羨ましい！！
ITの発達により、ネット上に膨大な投資情報が溢れるようになりました。その結果、投資初心者にとっては必要な情報を見つけるのが困難となってしまいました。投資初心者は、何の情報が重要なのかが分からずに苦戦しています。
この記事では、投資初心者が最低限覚えておきたい基本的な投資用語を7つに絞って紹介します。これらの用語を理解することで、投資の基本をしっかり押さえ、自信を持って投資を始めることができるようになります。
投資初心者が学ぶ① 金融商品編
『株式』
株式とは、企業が資金調達のために発行する証券で、株を保有することでその企業の所有権の一部を持つことになります。株式を購入するには、証券会社に口座を開設し証券会社を通じて株式を売買することができます。
株式を保有することで、キャピタルゲインや配当金、株主優待などのメリットを受けることができます。しかし、価格変動リスクや企業リスクなどで株式の価値が下がる恐れもあるため慎重な判断が必要です。
メリット：キャピタルゲイン・配当金・株主優待
リスク ：価格変動リスク・企業リスク
株式のリスクとは？
株価は常に変動するため、購入価格よりも下がるリスクがあります。
企業が業績不振や倒産した場合、投資した資金を失う可能性があります。
『債券』
債券とは、政府、地方公共団体、企業などが資金調達のために発行する証券で、購入者は発行体にお金を貸し、その代わりに一定期間後に借りた金額を返済してもらうとともに、利息を受け取る権利を持ちます。国債や地方債などの種類が存在します。
債券は定期的に利息を受け取ることができるため、安定した収入源となります。満期まで保有すれば額面金額が返済されるため、元本が保全される可能性が高いです。
安定した収入源となり元本保全の可能性が高い投資手段ですが、信用リスクや金利リスクなどのリスクも伴います。
メリット：価格変動リスク・企業リスク
リスク ：信用リスク・金利リスク
債券のリスクとは？
債券の発行体が元本や利息の支払いを履行できなくなるリスクです。信用格付けが低い発行体ほど高いリスクを伴います。
市場金利の変動によって債券の価格が変動するリスクです。金利が上昇すると債券価格は下落し、金利が下がると債券価格は上昇します。
『投資信託』
投資信託とは、多くの投資家から集めた資金を一つの大きなファンドにまとめ、専門の運用会社が株式や債券、不動産などさまざまな金融資産に分散投資することです。
投資の専門家が資産を運用するため、初心者でもプロの運用技術で投資をすることができます。少額からでも多くの銘柄に分散投資できるので、リスクを軽減できます。
メリット：分散投資・専門家による運用
リスク ：市場リスク・運用リスク
投資信託のリスクとは？
投資信託は市場の変動に左右される。市場が下落すると投資信託の価値も下がる恐れがあります。
運用会社の投資判断が誤ると、期待したリターンが得られないことがあります。
投資初心者が学ぶ② 戦略編
『ポートフォリオ』
ポートフォリオとは、投資家が保有するさまざまな資産や金融商品の組み合わせのことを指します。ポートフォリオの目的は、リスクを分散し、総合的なリターンを最適化することです。分散投資やリスク・リターンのバランスを考慮して、定期的に見直しとリバランスを行い長期的な投資成果を追求することが大切です。
ポートフォリオを作成する目的
さまざまな金融商品に投資することで、特定の資産クラスや市場の変動リスクを軽減します。異なる種類の金融資産は異なる経済状況で異なる反応を示すため、リスク分散の効果があります。
リスク許容度や投資目標に応じて、リスクとリターンのバランスを考えたポートフォリオを構築します。高いリターンを狙うためには高いリスクを取る必要がありますが、リスク許容度を超えないようにすることが重要です。
初心者向けに、いつくかの質問を答えることで、フォートフォリオを提案してくれるサービスもあります！
『リターン』
リターンとは、投資した資本に対して得られる利益のことを指します。リターンは、投資の成果を評価するための重要な指標であり、通常はパーセンテージ（％）で表されます。
投資のリターンには、いくつかの種類があります。
- キャピタルゲイン
金融商品の価格が購入時点よりも上昇した場合に得られる利益です。
- 配当金
企業が利益の一部を株主に分配するもので、株式投資のリターンの一部です。
- 利息
債券や預金に対して支払われる金利です。
- 賃料収入
不動産投資において、物件を賃貸することで得られる収入です。
『リスク』
リスクとは、価格の振れ幅のことをといい一般的に「標準偏差」という数値で表します。 この数値が大きければ振れ幅が大きく、小さければ振れ幅も小さいというように、投資資産の価格変動の大きさの目安にします
投資には様々なリスク要因があるため、リスクを十分に理解し適切なリスク管理を行うことが必要です。
- 市場リスク
市場全体の価格変動に伴うリスクです。株式市場や債券市場の動向に影響されます。
- 信用リスク
債券などが利息や元本の支払いを履行できなくなるリスクです。
- インフレリスク
物価上昇により、投資資産の実質的な価値が減少するリスクです。
- 為替リスク
為替レートの変動によるリスクです。特に外国資産に投資する際に重要です。
- 政治リスク
政治的な不安定や政策変更が投資に悪影響を与えるリスクです。
投資をしたことの無い人は、こういった様々なリスクがあることを覚えておいてください
『分散投資・長期投資・積立投資』
分散投資・長期投資・積立投資は、投資リスクを抑えるために、使われる投資手法です。初心者が安全に投資を続けていくためには、この3つの手法を意識することが大切です。
分散投資
分散投資とは、投資資金を複数の異なる金融商品に分けて投資することで、特定の金融商品のリスクを軽減し、ポートフォリオ全体でリスクを分散する投資戦略です。
長期投資
長期投資とは、数年から数十年にわたり資産を保持し続ける投資戦略のことです。短期的な市場の変動に惑わされず、長期的な成長と安定を目指して資産を運用する方法です。
積立投資
積立投資とは、毎月あるいは毎週など、決まったタイミングでに一定額を継続して投資する方法です。この方法により、時間の経過とともに投資元本が増え、リスクの分散効果を得ることができます。
投資初心者向け用語まとめ
- 株式
株式を保有することで、キャピタルゲインや配当金を得られる
- 債券
発行団体にお金を貸し、利息を受け取る権利を持ちます
- 投資信託
専門の運用会社が株式や債券、不動産など様々な金融資産に分散投資
- ポートフォリオ
さまざまな資産や金融商品の組み合わせ
- リターン
投資した資本に対して得られる利益
- リスク
価格の振れ幅のこと
- 分散投資・長期投資・積立投資
リスクを抑えるために、使われる投資手法
これから投資を始めようと思っている方は、自ら調べて勉強しているかと思います。しかし、投資に関する用語は何百とあり、初心者にとっては何から覚えたらいいか分からなくて大変ではないでしょうか？
私も投資を始めた時は、ネットで色々調べましたが情報が多すぎて苦戦しました！
まずは、7つの基本的な投資用語を理解することで、他の記事の内容でも理解できるようになっていきます。勉強してある程度分かるようになってきたら、実際に投資を始めてしまうのが最も上達すると思います。
実際に投資を始めていけば投資知識が自然と身についていくようになります。100円から始めることも出来ますので、興味ある方はぜひ勉強しながら始めてみましょう。